爪が分厚くなったり、濃い色に変色していたりする場合、変形爪という症状の可能性があり、早めの対処が必要です。変形爪になると自然治癒は難しく、放置すると治療にかかる時間が長くなってしまいます。

変形爪は見た目の問題だけでなく、爪が本来持つ役割を果たさなくなってしまう可能性もあります。

本記事では、変形爪の種類や原因、セルフケア方法などを詳しく解説。予防のコツもお伝えするので、健やかな爪を保つためにぜひ最後までご覧ください。

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爪が分厚くなる変形爪の主な種類と症状

変形爪の主な種類には、以下の2つがあります。

爪が分厚くなる症状の特徴について解説していきます。

①:肥厚爪(ひこうそう)

爪が通常より厚さを増し、表面が波打つように凸凹する状態を肥厚爪(ひこうそう)といいます。

濃い色に変色したり、縦に溝ができたりするのも特徴です。足の爪に現れるケースが多く、爪に負担がかかることで分厚くなりやすくなります。

爪が分厚くなると靴下の繊維に引っ掛かり、着脱しづらくなることも。症状が進行すると爪が剥がれやすくなり、皮膚が傷ついて歩くときに痛みの原因となります。

②:爪甲鉤彎爪(そうこうこうわんそう)

爪が通常よりも厚く硬化し、表面に横筋が現れて波のようになった状態を爪甲鉤彎爪(そうこうこうわんそう)といいます。

爪が何枚もの層になり、濃く変色するのが特徴です。爪切りでは切れないほど厚く硬くなり、靴に圧迫されて痛みを伴うこともあります。

症状が進行すると爪が湾曲し、皮膚が傷つきます。傷ついた皮膚は次第に盛り上がり、爪が真っすぐ伸びず、さらに厚みを増して色が濃くなるケースも少なくありません。

変形爪になる原因5選

変形爪になる原因には、さまざまな生活習慣や外的要因が関係しています。主な原因は次の5つです。

それぞれ解説します。

①:加齢により爪が乾燥しやすくなっている

変形爪の主な要因として、加齢による爪の水分量の減少があります。そのため、変形爪は70代以降の高齢者に多く見られるのが特徴です。

爪は本来持つしなやかさと弾力性を失って縮みやすくなり、硬化が進行して徐々に厚みを増していきます。

②:爪のお手入れが不足している

定期的な爪切りを行わずに爪が伸びすぎた状態が続くと、角質が溜まって厚さが増しやすくなります。

また、入浴時に爪周りを丁寧に洗わないのも、爪と皮膚の間に古い角質や汚れが蓄積しやすくなる原因です。

お手入れを怠って爪を清潔に保てないと、爪水虫に感染して爪が分厚くなるケースもあります。

③:爪に負担がかかっている

爪に過度な負担が続くと、肥厚爪や爪甲鉤彎症といった変形爪を引き起こす大きな要因となります。圧迫や衝撃により爪の成長が妨げられ、真っすぐ伸びにくくなるためです。

特に幅の狭いパンプスやつま先が尖ったハイヒールを日常的に使用すると、前方に体重が集中し、爪が圧迫されます。

また、外反母趾や扁平足など足の骨格変形があると、足裏にかかる負担が分散されず、バランスが崩れて爪への負担が集中しやすくなるでしょう。

④:深爪が原因で指先の肉が盛り上がっている

深爪を続けていると、本来爪が保護している指先の部分が直接地面からの圧力を受けるようになります。指先が上向きに押し上げられて肉が徐々に盛り上がるのが、変形爪の要因の一つです。

新しく生えてくる爪の成長が妨げられると、爪の下に新たな層が形成され、次第に分厚くなっていきます。

⑤:ケガで爪のバランスが悪くなる

重い荷物を落としたり、つま先をぶつけたりした衝撃で爪の形のバランスが崩れると、変形爪の原因となります。

ケガにより爪が剥がれると皮膚が盛り上がり、新しい爪の成長に異常が発生する場合があります。

前方への成長が阻害された爪は上方向に伸びるしかなくなるため、爪が通常より厚くなったり、層状に重なったりしていき変形爪になります。

変形爪を放置するリスク

変形爪を放置すると、以下の3つのリスクが高まります。

いずれも日常生活に大きな影響を及ぼすため、早めの対処が重要です。

①:転倒しやすくなる

変形爪を放置すると、指先に十分な力が入らなくなり転倒するリスクが高まります。爪が分厚くなると皮膚との接着が弱くなり、歩く際に指先で踏ん張れなくなるためです。

階段の上り下りや雨の日の滑りやすい路面を歩くといったシーンでは、バランスを崩す危険性が高まるでしょう。

②:痛みの原因になる

変形爪が悪化すると分厚くなった爪が皮膚を圧迫したり、靴を履いた際に強い刺激を受けたりして痛みが生じます。痛みが続くと、日常生活に支障をきたすおそれもあるでしょう。

痛みをかばいながら歩行を続ければ、体重のかけ方が変化して姿勢が崩れていきます。

膝や腰への負担が大きくなり、長期的な視点では関節の歪みや骨格の変形にまで発展する可能性も考えられます。

また、変形爪は割れやすく、服の繊維に引っかかって爪が剥がれてしまうこともあります。

③:分厚い爪がコンプレックスになる

分厚くなった爪は見た目が悪く、コンプレックスにつながります。「人に足元を見られたくない」など、精神的ストレスになる人も少なくありません。

変形爪の方は、夏季でもサンダルやオープントゥの靴を避け、足元を人目にさらすような場面を控えめにする傾向がみられます。

プールや温泉といった公共施設の利用をためらうなど、さまざまな活動を積極的に楽しめなくなってしまうケースもあるでしょう。

中には、見た目を気にしてネイルアートでごまかす方もいます。しかしネイルアートをすると症状の進行に気づきにくくなる上に、除光液の使用で爪が乾燥しやすくなるため避けた方がよいでしょう。

変形爪のセルフケア方法

厚みが少しある程度の軽度な変形爪なら、セルフケアで悪化を予防できる可能性があります。爪が柔らかくなる入浴時に、以下の手順でケアしましょう。

  1. ブラシなどで爪と皮膚の間に溜まった古い角質や汚れを取り除く
  2. やすりを使用して爪の表面を薄く削る
  3. 爪切りで長さや形を整える

ただし、爪が分厚くなりすぎたときは、無理にセルフケアで対処せず専門家を頼りましょう。

変形爪を治療する際の施術方法

変形爪の症状が進むとセルフケアでは対処できなくなるため、フットケア専門店などで施術してもらいましょう。施術では専用の機械を使用し、分厚い爪を削っていきます。

皮膚を削るわけではないため、痛みを感じない人がほとんどです。軽い刺激を感じる場合もありますが、痛みを過度に心配する必要はないでしょう。

施術してから正常な爪に戻るまでの期間は、爪の面積によって改善までの時間は異なるものの1〜2年ほどが目安です。

足の爪は手の爪よりも伸びるスピードが遅く、生え変わりにはどうしても時間がかかります。症状が気になっている方は、早めに施術を検討しましょう。

変形爪の予防策3選

変形爪を予防するには、以下の3つの習慣が効果的です。

予防策を日常的に継続すれば、健康的な爪を維持できます。ここでは具体的な方法を紹介していきます。

①:爪切りを正しい方法で行う

正しい方法による爪切りは、変形爪の予防につながります。爪は指先の肉が少し見える程度の長さに切り、深爪にならないようにするのがポイントです。

また、指の形に合わせてカーブを描くようにはカットせず、できるだけ真っすぐになるように整えましょう。爪の端を丸く切ると、巻き爪の原因になります。

爪切り後は切り口をやすりで削り、滑らかに整えて引っかかりを防ぎましょう。

②:爪のケアを丁寧に行う

乾燥すると爪が厚くなりやすいため、日常的なケアが欠かせません。入浴時には爪の周りを丁寧に洗い、爪と皮膚の間に蓄積した古い角質や汚れを取り除きましょう。

お風呂上がりには保湿ケアを行うのも大切です。

オイルやクリームを爪に塗り、先端から爪の生え際に向かって優しくマッサージしましょう。マッサージすると血行が良くなり、健康的な爪を維持しやすくなります。

③:足への負担が少ない靴を選ぶ

つま先が圧迫されると変形爪になりやすくなるため、足への負担が少ない靴を選びましょう。

爪と靴の間に適度な空間があると、爪への負担が軽減されます。また、足が前に滑るのを防ぐために、足の甲をしっかり固定できる靴を選ぶのも大切です。

おすすめなのは、紐タイプのスニーカーです。紐で足の甲の締め具合を調整できてつま先にも余裕があり、爪への負担を軽減できます。

変形爪でお悩みの方は専門家に相談しよう

変形爪になると自然に治ることはなく、放置すると症状が悪化します。セルフケアでは対処できない場合もあるため、自己判断はせずに専門家に相談することが大切です。

専門家に相談する際は、変形爪の治療実績が豊富かどうか確認するのがポイントです。施術には高度な技術と豊富な経験が必要であり、実績がないところでは対処してもらえない可能性があります。

巻き爪補正店では、分厚くなった変形爪の施術を行っています。爪の悩みを解消するための指導もしているので、ぜひ一度ご相談ください。

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