足裏の形が崩れて負荷のかかり方が偏ると、爪への負担が増して巻き爪や魚の目・タコなど足のトラブルが発生しやすい状態となります。
しかし、インソールを使用すれば足裏のバランスが整いやすくなり、トラブルのリスクを軽減できます。
本記事では、インソールの使用によるメリットや適切な選び方のポイントを詳しく解説します。
足爪トラブル予防にインソールが必要な理由

足爪トラブルの原因には深爪や窮屈な靴の使用などがありますが、足の骨格の崩れが原因になっている場合も少なくありません。
特に扁平足や外反母趾、浮き指といった足の変形があると、歩くときに一部の部位に体重が集中してしまいます。その結果、特定の指の爪に過剰な負担がかかり、巻き爪のリスクが高まります。
足裏には以下3つのアーチ構造があり、インソールは崩れた足裏のアーチをサポートしてくれます。
- 横アーチ:親指の付け根から小指の付け根を横に結ぶ部分
- 内側の縦アーチ:親指からかかとを縦に結ぶ土踏まずの部分
- 外側の縦アーチ:小指からかかとを結ぶ部分
インソールを使用すると、体重のかかり方が均等になり、特定の爪への負担が軽減されて巻き爪の予防につながるのです。
インソールを単なる中敷きと考えている方もいらっしゃいますが、実は足の骨格バランスを整える役割も果たしており、巻き爪の方には特におすすめできます。
すでに巻き爪の人がインソールを使う3つのメリット

すでに巻き爪になっていても、インソールを使うメリットはあります。
具体的には以下の3つです。
足への負担が減ってトラブルの対策になるため、ぜひ使用してみましょう。
①:歩きにくさが改善される
インソールは、浮き指や外反母趾、扁平足といった骨格の崩れによる歩きにくさをサポートしてくれます。
骨格の崩れを放置すると以下のようなリスクがあるとされています。
| 症状 | 放置するリスク | |
|---|---|---|
| 浮き指 | 歩行時に足の指が地面につかない状態 | 地面からの圧力を受けないため、すべての指で巻き爪が発生するリスクが高まる |
| 外反母趾 | 足の親指が人差し指側に「くの字」に曲がった状態 | 親指の巻き爪が進行しやすくなる |
| 扁平足 | 土踏まずが平らになった状態 | 足裏が疲れやすくなり、立ち方や歩き方に癖が生じて骨格の歪みがさらに悪化しやすくなる |
インソールによって骨格バランスが整って正しい重心移動ができるようになると、歩きにくさが改善され、巻き爪の予防につながるでしょう。
②:足裏への負荷のかかり方が均等になる
インソールを活用すると、足裏全体に均等に負荷がかかるようになります。
普段の歩き方や靴の選び方が誤っていると、足裏への体重のかかり方が偏り、特定の爪に負荷が集中してしまいます。
爪への過剰な負荷は巻き爪を招くため、インソールを活用して足への負荷のかかり方を均一にしましょう。バランスが整うと歩く際に疲れにくくなり、膝や腰への余計な負担も軽減できます。
さらに、足裏への圧力が一点に集中しにくくなると、魚の目やタコといった皮膚トラブルの予防にもつながります。インソールは足の健康維持において、幅広い効果が期待できるアイテムです。
③:靴の中で足が滑りにくくなる
インソールを使うと足が靴の中で滑りにくくなり、歩行時の衝撃や靴ずれによる爪への負担を減らせます。
靴のサイズが合っていない場合、歩く際に足が前に滑って爪に強い刺激が加わります。
刺激が続くと爪が変形しやすくなり、巻き爪を始めとしたトラブルにつながる可能性があります。
インソールで足裏をしっかり支えれば、歩くときの安定感が増し、爪が靴にぶつかるのを防ぎ、快適な歩行を実現できるでしょう。
インソールを選ぶときの2つのポイント

巻き爪対策に役立つインソールを選ぶときは、以下の2つのポイントを意識しましょう。
インソールは種類が豊富で用途も多用なため、適当に選んでしまうと期待した効果が得られません。正しい選び方を理解したうえで購入しましょう。
①:インソールのタイプを確認する
インソールと一口にいっても、用途によってさまざまな種類があります。
- 靴の中のムレを防ぐ通気性重視のタイプ
- 足裏への衝撃を和らげるクッションタイプ
- ニオイ対策に役立つ消臭タイプ
- 外反母趾や扁平足といった症状に特化したサポートタイプ
「インソールならどれでもよい」というわけではありません。巻き爪を予防するなら、「アーチサポートタイプ」を選びましょう。
アーチサポートタイプとは、土踏まずをはじめとした足裏のアーチを支えるインソールです。アーチが支えられるとかかとがズレにくくなり、足指も動かしやすくなります。
ただし、アーチが高すぎるインソールだと、かえって足への負担が増え、痛みにつながるケースがあります。自分の足の形や履き心地を確かめたうえでインソールを選びましょう。
②:自分の足に合うか確認する
インソールが自分の足に合っているか確認するために、以下の項目をチェックしましょう。
- 靴が脱げやすくないか
- インソールによる圧迫感が強すぎないか
- 履いた際に違和感や痛みはないか
- もともと感じていた足の痛みが悪化していないか
- 足の疲れや歩きやすさが改善されているか
チェックしてみて問題なければ、インソールが足にフィットしている可能性が高いです。
ただし、本当に足に合うかどうかは、実際に使用してみないとわからないケースも少なくありません。万が一のときのために、購入前に返品可能か確認しておくとよいでしょう。
すでに進行した巻き爪や魚の目はインソールだけではなく専門家に相談を

インソールは巻き爪の進行や魚の目・タコの発生を防げますが、すでに進行している症状を緩和するわけではありません。以下の専門的なケアが必要です。
巻き爪は自己流の対処では悪化する場合もあるため、早めに専門家に相談しましょう。
①:日常生活への影響を抑えて改善したいときはフットケア専門店へ
フットケア専門店では、プレートを爪の表面に装着し、皮膚の内側に巻き込んだ爪を少しずつ平らに矯正するなど、専門的な施術が受けられます。
プレート矯正は爪全体に矯正力が加わるため、爪の先だけでなく根元まで平らにできるのが特徴です。
矯正中の痛みはほとんどなく、プレート装着時の違和感も少ないため、普段通りの生活を送りながら治療を継続できます。
また、フットケア専門店では巻き爪予防のアドバイスを受けることもできます。巻き爪の原因がわからないときは、相談してみるとよいでしょう。
②:怪我をしているときは医療機関へ
巻き爪が皮膚に刺さって怪我をしている場合は、医療機関を受診しましょう。皮膚科や形成外科では、炎症を抑えるための抗生物質や外用薬を処方してもらえます。
感染症のリスクがある状態では、医学的な処置が不可欠です。医師による診断と治療により、炎症の悪化を防ぎ、治癒を目指しましょう。
また医療機関では、ワイヤーや巻き爪マイスターといった矯正具による巻き爪治療を受けることも可能です。
ケガによる炎症や化膿を伴う巻き爪は、医療機関への相談をおすすめします。
インソールを活用して巻き爪を予防しよう

足爪や足のトラブル予防には、インソールが役立ちます。足裏のアーチをサポートし、足のバランスを整え、靴の中で足が滑るのを防げます。
外反母趾や扁平足、浮き指といった足の悩みがある方は、骨格の崩れをサポートするインソールを選びましょう。
ただし、すでに何らかの症状が進行している場合、インソールによる症状の改善は困難です。根本的に治療する場合は、フットケア専門店への相談をご検討ください。
巻き爪補正店では、足や爪の状態に合わせた施術とアドバイスを行っております。また、症状に合ったインソールのおすすめもしております。お気軽にご相談ください。
