足の爪の両端が内側に巻き込む「巻き爪」は、放置すると痛みや炎症を引き起こし、日常生活に支障をきたす可能性があります。

巻き爪の主な原因は、誤った爪の切り方や靴選び、運動不足、足の形の崩れなどです。

ただし、巻き爪を根本改善するには、生え際の癖から変えることが必要になるため、専門店を検討することも選択肢に入れる必要があります。

本記事では、巻き爪の基礎知識やセルフケア方法、専門店が行う治療法まで解説します。

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巻き爪とは爪の両端が内側に丸まってしまう症状

巻き爪とは、爪の両端が内側に丸まって巻き込んでいる状態を指します。

手足すべての爪に起こる可能性がありますが、特に多いのは足の親指です。親指は他の指に比べて大きいため、歩くときの体重による負担や靴の圧迫により、巻き爪になりやすい傾向があります。

症状が進むと巻き込んだ爪が皮膚に刺さり、痛みが生じます。歩いたり運動したりすると爪先が押されて痛みが出やすいため、普段の生活に影響が出るケースも少なくありません。

一方で、さらに悪化すると爪が皮膚を圧迫して神経が麻痺し、痛みを感じづらくなるケースもあります。

巻き爪を放置すると、怪我につながるリスクも?

巻き爪は自然に治らないため、放置すると症状が悪化し、下記のようなトラブルを引き起こすリスクがあります。

  • 爪の巻きが強くなり、分厚くなって爪切りが困難になる
  • 爪が突き出し、靴を履けなくなる
  • 巻き込んだ爪が皮膚を傷つけ、赤く腫れたり膿が出たりする
  • 痛みを避けようとして歩き方が変わり、特定の部分に体重がかかってタコや魚の目ができやすくなる
  • 歩き方が不自然になり、ひざや腰に負担がかかる

初期症状であれば「丸まってきたところを切ればいいや」と思われるかもしれませんが、爪が伸びてくるとまた同じような悩みが出てくる可能性があります。

爪が皮膚に食い込んで怪我をしている場合は病院に、怪我までいっていないが、痛くてなんとかしたい場合は専門店に診てもらうことをおすすめします。

巻き爪になる4つの原因(習慣)と予防法

巻き爪を引き起こす主な原因には、次の4つがあります。

複数の原因が重なると巻き爪がより進行しやすくなるため、当てはまる項目がないか確認しておきましょう。予防法も併せて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

①:誤った爪の切り方をしている

爪を短く切りすぎる「深爪」は、巻き爪になる原因の一つです。歩行時、指には地面からの圧力がかかりますが、爪に覆われていない指先の肉は、歩行時に圧力によって盛り上がります。

盛り上がった指先の肉は、爪が真っ直ぐ伸びる際に邪魔になります。この状態が続くと爪が皮膚に食い込む形で成長し、外からの力も相まって爪が内側に巻き込みやすくなります。

深爪については、こちらの記事をご参照ください。

また、爪の両端を斜めに切る「バイアスカット」も避けましょう。斜めに切った部分の爪には内側に丸く巻き込む特性があるため、巻き爪につながります。

巻き爪予防には、正しい爪の切り方を知っておくことが大切です。爪を四角く整える「スクエアオフ」の形にすると、爪が内側に巻きにくくなります。

  1. 指先の肉が少し見えるくらいの長さを意識し、爪を真っ直ぐに切る
  2. 両端はわずかな丸みを残した四角形に仕上げる
  3. 引っかかりを防ぐために、爪やすりで断面をなめらかに整える

足の爪のお手入れ頻度は、1か月に1回が目安です。正しい切り方を習得し、健康的できれいな爪を目指しましょう。

②:窮屈な靴を履いている

つま先が窮屈な靴を履くと、爪が靴からの圧力に押されて巻き爪になりやすくなります。

特にハイヒールは見た目が美しい反面、つま先に体重がかかりやすく、爪への負担が大きいです。

革のローファーなど硬い素材でできた靴も、長時間の着用によって足の指が圧迫される原因となります。

窮屈な靴を履く機会が多い人は、なるべく履く時間を短くする工夫をしましょう。

例えば、通勤時は歩きやすい靴を選び、仕事で必要なときのみ履き替えるなどの対策をすると、爪への負担を軽減できます。

また、自分の足にぴったり合う靴選びも不可欠です。つま先と靴の間に1cmほどゆとりがあり、親指と小指の付け根部分が圧迫されない靴を選びましょう。

緩すぎて歩く際に足が前後にずれる靴も爪を傷めるため、靴ひもやマジックテープで足の甲を固定できる靴もおすすめです。

③:運動不足で歩く機会が少ない

デスクワーク中心の人やあまり外出しない人は、歩く機会が減って巻き爪になりやすい傾向があります。

足の爪は内側に巻き込もうとする力と、歩行時に地面から受ける圧力が均衡することで平らな形を保っています。地面からの圧力によって爪が広がり、巻き込みを防止する仕組みです。

しかし、運動不足で歩く機会が少ないと、地面からの圧力がなくなり爪が巻きやすくなります。特に車いすや寝たきりの人は日常的に歩かないことによって、巻き爪になるケースがあります。

巻き爪を予防するには、正しい姿勢と歩き方を意識しましょう。足裏全体に均等な力がかかると、爪の巻く力に負けない平らな爪を維持できます。

歩く際は腰を反らさず胸を軽く開き、おへそ付近から足を前に出すように歩きましょう。

また足の重心移動では、かかとから着地し、小指の付け根から親指の付け根へと徐々に重心を移動させるのがポイントです。最後に指先で地面を蹴り上げるように歩きましょう。

④:扁平足や外反母趾のような足の形の崩れがある

扁平足や外反母趾といった足の形の崩れは、巻き爪の原因となります。

扁平足とは足の土踏まずがなくなり、足裏が平らになった状態です。歩く際に体重のかかり方が不均一になり、爪に余分な負担がかかって爪が内側に巻き込みやすくなります。

また外反母趾とは、親指が人差し指の方向に傾き、親指の付け根部分が「く」の字に出張る症状です。

骨格の変形により親指が押しつぶされやすく、爪に負担がかかり巻き爪につながります。

扁平足や外反母趾で足のバランスが崩れている場合は、インソールを活用しましょう。足の裏にかかる負荷が均一になり、安定感が増して歩きやすくなります。

痛い巻き爪の応急処置は「テーピング」「コットンパッキング」

どうしても病院や専門店に行く時間が取れず、一時的でも巻き爪による痛みを緩和したい場合は、下記の2つの方法で自宅でもセルフケアが可能です。

①:テーピング

巻き爪による痛みがつらいときは、テーピングで緩和できます。下記の手順で爪と皮膚の間に適度な空間を作ると、不快感を軽減できるため試してみましょう。

  1. テープを5cmほどの長さにカットし、爪の生え際にぴったりと貼る
  2. 爪と皮膚の間に隙間ができるようにテープを強めに引っ張り、反対側に持っていく
  3. 指の上側に向かってテープを軽く巻きつける
  4. 両側の爪が内側に巻き込んでいるときは、反対側も同じ手順でテープを巻く

なおテープを選ぶ際は、長時間しっかり固定できるよう剥がれにくさを重視するのがおすすめです。入浴や汗に強い防水性があり、適度な伸縮性を持つ製品を選びましょう。

②:コットンパッキング

コットンパッキングでは、爪と皮膚の間にコットンの綿を入れて痛みを和らげます。

  1. コットンから綿を適量を取り出し、細長く丸め
  2. ピンセットや爪楊枝を使い、爪と皮膚の間にやさしく挿入する

綿の量が多すぎると逆に痛みが強くなる可能性があるため、様子をみながら量を調整しましょう。また、足を清潔に保つために、綿は毎日新しいものに交換してください。

専門店における巻き爪の矯正方法

専門店における巻き爪矯正は、プレートまたはワイヤーを用いた方法が主流です。

プレートによる矯正では、特殊な素材で作られた薄い板を爪の表面に取り付け、プレートの弾力を活かして爪を平らにしていきます。

一方でワイヤー矯正では、形状を記憶するワイヤーを用いて爪を変形させるのが特徴です。

プレート矯正・ワイヤー矯正には、下記のメリットやデメリットがあります。

矯正方法メリットデメリット
プレート見た目が目立ちにくい
爪の根元まで矯正できる
爪を伸ばす必要がない
矯正に時間がかかる(6か月~)
ワイヤー矯正にかかる期間がプレートより短い(3~6か月)ワイヤー装着のために、爪を伸ばさなければならない場合がある
爪の先端は矯正されるが、根元の矯正が難しい

どちらの矯正方法を採用しているかは、専門店によって異なります。希望する矯正方法がある場合は、事前に確認しておくとよいでしょう。

なお、巻き爪補正店では、透明なプレートによる矯正を行っています。爪の根元から巻き爪を解消できるため、お悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

巻き爪が痛いときは専門店に相談を

巻き爪は、放置すると症状がどんどん進行してしまう足のトラブルです。爪の両端が内側に巻き込み、痛みや歩きにくさにつながります。

すでに痛みを感じるときは、コットンパッキングやテーピングで応急処置するのも良いでしょう。ただし、セルフケアだけでは根本的な改善は難しいため、怪我をしていれば病院へ、そうでなければ早めに専門店へ相談しましょう。

巻き爪補正店では、形成外科医が監修した器具と、見栄えが悪くならない透明なプレートを使用した矯正方法で爪の根元から巻き爪を解消できます。

症状に合わせた適切な治療をご提案するので、痛みや違和感があるときはぜひ一度ご相談ください。

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