足の爪が白くなっている場合、角質や乾燥、栄養の偏りなどが関係している可能性があります。一時的な変化であれば、日常のケアで改善できる場合もあります。
しかし、病気のサインである可能性も考えられるため、専門家による適切な判断が必要です。
本記事では、爪が白くなる原因と普段の生活で実践できる予防ケアについて解説します。
足の爪はどんな風に白くなる?正常な爪との見分け方

足の爪が白くなるパターンには、以下のようなものがあります。
- 全体が濁ったように白く見える
- 先端だけが白くなる
- 白い斑点が現れる
- 筋のような線が入る
一方で、健康な爪はほんのりとした透明感があり、下にある皮膚が透けて淡いピンク色をしています。凹凸や変色がなく表面には艶があり、なめらかな質感が特徴です。
正常な爪と異常な爪を見分ける際は、色の変化だけでなく、質感や厚さの変化にも注目してみましょう。
爪が白くなる症状・病気とその原因

爪が白く変色する主な症状や病気は、以下の6つです。
爪が白くなる変化は、感染症から内科系の病気まで幅広い原因があります。
各症状の特徴を知り、どれに当てはまるのか確認してみましょう。
①:変形爪
変形爪(へんけいそう)とは、爪が通常より厚く、硬くなる症状です。色は黄色や茶色、白色などに変色します。
加齢や深爪、靴の圧迫、外傷、乾燥などが原因で角質がたまって起こることが多く、足の親指や小指にみられやすいのが特徴です。
痛みはほとんどありませんが、靴を履いた際に爪が圧迫され、違和感を覚える場合があります。放置すると靴下に引っかかったり、爪が剥がれやすくなったりして日常生活に支障が出ることもあります。
変形爪の概要やケア方法は下記の記事で解説しているので、ぜひご一読ください。
②:爪白癬(爪水虫)
爪白癬(つめはくせん)は、白癬菌というカビ(真菌)が爪に感染して起こる病気で、「爪水虫」とも呼ばれます。爪が白く濁るだけでなく、厚みが増したり、もろく崩れたりするのが特徴です。
足にできた水虫から菌が爪にうつるケースが多く、特に高温多湿の環境では菌が繁殖しやすくなります。従って、蒸れやすい靴や靴下の着用が続くと、感染リスクがさらに高まります。
また、公衆浴場やプールなどの共用施設を利用する、家庭内でタオルやマットを共有するなども、感染リスクを高める要因です。
③:爪甲白斑
爪甲白斑(そうこうはくはん)は、通常であればピンク色をしている爪の表面に白い斑点や線が現れたり、爪全体が白く変色したりする症状です。
主に点状爪甲白斑、線状爪甲白斑、汎発型爪甲白斑の3タイプがあります。
| タイプ | 症状 |
|---|---|
| 点状爪甲白斑 | 小さな白い点が現れる。もっとも一般的で、子どもや若い世代に多い |
| 線状爪甲白斑 | 白い線状の模様が出現する。1本または複数本現れることがある |
| 汎発型爪甲白斑 | 爪全体が白っぽくなる比較的まれなタイプ |
主な原因は、爪が作られる過程での異常や、爪の成長を担う爪母(そうぼ)への外傷です。
さらに、除光液を頻繁に使用して爪が乾燥したり、栄養バランスが乱れたりすることも発症の原因となります。
④:爪甲剥離症
爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)とは、爪が皮膚から剥がれて浮いた状態になり、白く見えるのが特徴です。
本来、爪は皮膚と密着していますが、何らかの理由で隙間ができると、浮いた部分が白く見えるようになります。
主な原因は、乾燥や洗剤といった化学物質による刺激、爪を強くぶつけるなどの外傷です。また、感染症や皮膚疾患、内科系の病気が背景にあるケースもあります。
症状は爪1本だけでなく、複数の指に広がる場合もあり、個人差があります。
爪甲剥離症など、爪が剥がれる病気について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
⑤:乾癬
乾癬(かんせん)とは、皮膚や関節に炎症が起きる慢性疾患です。主な症状には、白く濁る、表面がでこぼこになる、厚みが増す、剥がれやすくなるなどがあります。
爪が白くなるのは、爪の下にある皮膚組織の爪床(そうしょう)が炎症によって変色するためです。
また、爪が皮膚から剥がれて浮き上がることで白く見えるケースもあります。
乾癬は皮膚や関節にも症状が現れるケースが多いため、爪の変化だけでなく皮膚の赤みや関節の痛みなどが伴うときは、乾癬の可能性が高いでしょう。
⑥:慢性腎不全
慢性腎不全とは、腎臓の機能が徐々に低下していく病気です。爪に異常が現れる場合、爪の付け根側が白く、先端側がピンク色になります。
爪以外にも、むくみや疲れやすさといった症状がある場合は、腎臓に関連した体調不良のサインかもしれません。
糖尿病や高血圧などの生活習慣病があると、慢性腎不全を発症する可能性があります。
爪が白いときは専門家に相談すべき?

白い爪を放置すると、症状が悪化したり別のトラブルを引き起こしたりする可能性があります。
早めに、以下の専門家に相談するのがおすすめです。
爪の変化に気づいたときは、症状の程度や他の体調変化の有無を確認し、適切な専門家を選びましょう。
①:爪をきれいにしたいときはフットケア専門店
「爪の変色が気になるが、どうすれば改善できるかわからない」「見た目をきれいにしたい」という場合は、フットケア専門店に相談するのがおすすめです。
専門スタッフが目視やヒアリングを通して原因を確認し、状態に応じたケア方法を提案してくれます。
例えば、爪の中に古い角質が溜まって白く見える変形爪の場合は、専用器具を使って丁寧に取り除いてもらうことが可能です。
また、日常的なケア方法や、足に合った靴選びのアドバイスなども受けられます。予防につなげたい方は、ぜひ相談してみるとよいでしょう。
ただし、医療行為は行えないため、感染症などの疑いがある場合は医療機関の受診を案内される場合もあります。
②:爪以外にも不調や怪我があるときは医療機関
爪の白さに加えて、変形・剥がれ・かゆみ・痛みなどの症状がある場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診しましょう。
爪の異常について相談できるのは皮膚科です。医師に相談する際は、「いつから白くなったか」「爪以外に感じている体の変化などを具体的に伝えると、より的確な診断につながります。
爪の異常は一見すると軽症に見えても、放置することで悪化するケースが少なくありません。
隠れた病気のサインを見逃さないためにも、気になる変化があるときは早めに専門家の判断を仰ぎましょう。
爪が白くなるのを防ぐためのケア

爪が白くなるのを防ぐために効果的なケア方法は、以下の3つです。
日頃からの適切なケアによって、白い爪を予防できる可能性があります。継続的に取り組み、健康な爪を維持しましょう。
①:爪を清潔に保つ
爪を清潔に保つのは、カビや細菌による感染症を防ぐために欠かせません。特に足の爪まわりは汚れや古い角質が溜まりやすいため、毎日ケアしましょう。
入浴時にブラシなどを使って優しくこすり洗いすると、細かい部分まできれいに保てます。
また、爪が長いと汚れが溜まりやすくなるため、足の爪は月に1回を目安に整えましょう。1〜2mm程度伸びたら、爪が指先に少しかぶさる長さに切るのが理想です。
靴や靴下は通気性と吸水性に優れた素材を選ぶと、蒸れを防いで衛生的な状態を維持できます。日々のちょっとしたケアで、清潔な爪を維持していきましょう。
②:保湿ケアを行う
爪の乾燥が進むと、白く濁って見えたり、もろくなったりしてしまいます。そのため、保湿クリームやネイルオイルを使って、日頃から爪まわりをしっかり保湿しましょう。
保湿によって角質が柔らかくなると、入浴時に汚れや古い角質が落ちやすくなるメリットもあります。
また、保湿の際には爪周りや足をマッサージするのもおすすめです。マッサージで血流が良くなると、爪に栄養が届きやすくなります。
保湿とマッサージを毎日の習慣にして、爪の正常な成長をサポートしましょう。
③:バランスの良い食事をする
健康な爪を育てるためには、栄養バランスのとれた食事が不可欠です。
偏った食生活が続くと、爪の成長に必要な栄養が足りなくなり、爪が白っぽくなったり、もろくなったりするリスクが高まります。
爪の主成分であるケラチンは、たんぱく質の一種です。肉や魚、卵、乳製品、大豆製品など、良質なたんぱく質を日々の食事に取り入れるよう心がけましょう。
また、亜鉛が不足すると、白い斑点が現れたり、爪の強度が低下したりする場合があります。ナッツ類や赤身肉、レバーといった食品を意識して摂るとよいでしょう。
白い爪に気づいたら専門家に相談を

爪が白くなる症状や病気は、変形爪や爪白癬、乾癬、慢性腎不全など多岐にわたります。
症状を改善するために、爪を清潔にする、保湿ケアする、栄養バランスを見直すなど、原因に合わせた対処をしましょう。
また、白い爪はセルフケアでの改善が難しいため、専門家への早期の相談も大切です。
巻き爪補正店では、変形爪の改善に対応可能です。爪の状態や症状に合わせて適切なケアやアドバイスを提供しています。ぜひ、お近くの店舗にご予約ください。
