「靴を履くと小指に痛みがある」「足の小指の横に硬い角質のようなものができている」場合、副爪の可能性があります。
足に合わない靴を履き続けると小指にかかる負担が積み重なり、角質が厚くなって副爪ができてしまいます。
放置すると痛みや炎症につながるおそれもあるため、早めの対処が必要です。
本記事では、副爪をはじめとした足の小指が痛くなる原因や、痛みを和らげるための対処法などを詳しく解説します。
足の小指が痛い原因は副爪かも

足の小指に痛みを感じる場合、副爪(ふくそう)が原因である可能性があります。副爪とは、小指の爪のすぐ横にできる、もう1枚の爪のように見える硬い角質の塊です。
靴の中で小指が圧迫されて皮膚が刺激を受けると、角質が厚く硬くなり副爪につながります。そのため、ヒールやパンプスなど先端が細い靴をよく履く人に多く見られます。
副爪自体は、必ずしも痛みを伴うわけではありません。しかし、靴との摩擦によって刺激を受け続けると、皮膚に副爪が食い込んで痛みや炎症を引き起こすケースがあります。
足の小指の痛みを放置するリスク

足の小指に痛みがあるにもかかわらず放置してしまうと、思わぬトラブルを招く可能性があります。たとえば、副爪が靴下や寝具の繊維に引っかかり、皮膚が傷ついて出血することがあります。
傷口から雑菌が侵入すれば、炎症や感染症を引き起こすリスクが高まるでしょう。進行すると赤く腫れたり、膿が出たりするケースも見られます。
また、小指の痛みを庇おうとして、無意識のうちに歩行バランスが崩れる人も少なくありません。不自然な歩き方をすると膝や腰などに余計な負担がかかり、新たな痛みが生じてしまいます。
小さな痛みであっても軽視せず、早めに対処して別のトラブルを防ぎましょう。
足の小指が副爪で痛いときの対処法

足の小指に副爪による痛みを感じたときは、以下の3つの対処法を試しましょう。
痛みがあるまま放置すると悪化のおそれがあるため、症状の進行を防ぐために早めに対処しましょう。
①:痛みのある部分を冷やす
副爪が皮膚に食い込んで痛みを感じるときは、患部を冷やして痛みを和らげましょう。冷やすことで炎症を抑え、不快感を軽減できます。
冷やす際は氷や保冷剤をタオルで包み、痛む部分に15分ほど当ててみてください。
なお、痛みがある部分を必要以上に触ると、症状が悪化するおそれがあります。患部への刺激は極力避け、なるべく触らないようにしましょう。
②:出血があるときは傷口を清潔にする
副爪の周辺が傷ついて出血してしまった際は、感染を防ぐために応急処置を行いましょう。
まずは、処置をする前に手を石けんで洗い、清潔な状態にします。次にガーゼや清潔な布を使って傷口を軽く押さえ、出血を止めましょう。
出血が止まったら、消毒用アルコールや市販の消毒液で傷口を消毒し、雑菌が入り込まないようにします。消毒が終わったら、ガーゼや絆創膏で覆い、傷口が擦れないよう保護しましょう。
適切な処置を行えば、炎症の悪化や化膿を防げます。もし赤みや腫れが増す場合は、医療機関への相談を検討しましょう。
③:専門家に相談する
応急処置は自分でもできますが、副爪を取り除いて根本から治したいときは専門家に相談しましょう。
自分で副爪を引き抜こうと考える人もいるかもしれませんが、副爪の下には血管が通っているため、皮膚が傷ついて出血するリスクがあります。
出血した傷口からは雑菌が侵入しやすく、炎症や化膿につながるリスクも高まります。副爪の除去は自分で行わず、専門家に任せましょう。
フットケア専門店では、専門の器具と技術を使ってきれいに副爪を除去してくれます。また、すでに炎症が見られる場合は、薬を処方してもらえる医療機関への受診がおすすめです。
靴を履いたときに副爪で小指が痛む場合の対策

靴を履いたときに副爪で小指に痛みを感じる場合の効果的な対策は、以下の4つです。
足に合わない靴や不自然な歩き方の癖は、小指への負担を増やします。靴選びや歩き方を見直し、痛みを軽減させましょう。
①:靴のサイズを見直す
副爪による痛みが靴を履いたときに強く感じられるなら、まず靴のサイズを見直しましょう。足の小指が靴に当たるのは、靴のサイズが足に合っていないケースがほとんどです。
きつい靴を履き続けると、指先が圧迫されて摩擦や靴ずれが起こり、副爪ができやすくなります。
反対に、大きめの靴も避けるべきです。大きいサイズの靴を履くと、靴の中に余白ができて歩行時に足が前に滑り、小指と靴の内側がぶつかって刺激となります。
靴を選ぶ際は、足のサイズをきちんと測定したうえで、自分の足に合ったフィット感のあるものを選びましょう。
指と靴がぶつからないように、つま先には指が自由に動かせるほどの適度なゆとりが必要です。また、足が前に滑らないよう、靴ひもなどで足をしっかり固定できるかどうかも確認しましょう。
②:足指の形に合う靴を選ぶ
足の小指が痛む原因として、足指の形に合わない靴を履いている可能性があります。足指の形は、「エジプト型」「ギリシャ型」「スクエア型」の3つに分類されます。
| 足指の形 | 概要 |
|---|---|
| エジプト型 | 親指がもっとも長く、小指に向かって徐々に短くなる形状 |
| ギリシャ型 | 人差し指がもっとも長く、山のような形状 |
| スクエア型 | 指の長さがほぼ均一になっている形状 |
エジプト型は日本人にもっとも多いとされるタイプです。つま先が細い靴や先が尖った靴を履くと、指が圧迫されて痛みにつながります。つま先部分が広めのラウンドトウの靴を選ぶのがおすすめです。
ギリシャ型の方は、先が尖りすぎた靴を履くと指が圧迫され、痛みや変形につながる可能性があります。つま先にややゆとりのあるアーモンドトウや、つま先が角ばったスクエアトウの靴が向いているでしょう。
スクエア型の方が先の狭い靴を履くと、すべての指が圧迫されてしまい、痛みを感じやすくなります。スクエアトウの靴やつま先部分に十分な余裕があるデザインの靴を選ぶと、快適に過ごせるでしょう。
靴を選ぶ際は、自分の足指の形に合うタイプの靴かどうか確認するようにしましょう。
③:インソールで前滑りを予防する
靴の中で足が前に滑り、小指が靴の先端に当たって痛みを感じるときは、インソールの活用がおすすめです。インソールを使うと靴の中で足が動きにくくなり、安定感が増して歩きやすくなります。
また、インソールによって足裏にかかる圧力が均等に分散されるため、特定の部分に過度な負荷がかかるといった問題も防げます。特に足の指が地面につかない浮き指の方や、土踏まずが平らになった扁平足の方は、インソールを積極的に活用しましょう。
④:正しい歩き方を意識する
足の小指に痛みを感じやすい方は、歩き方に変な癖があるケースがあります。特に、足を外側に倒すようにして歩くと、小指側に体重がかかり、圧迫によって副爪が悪化する原因になります。
痛みを防ぐために、日頃から正しい歩き方を意識しましょう。まずは背筋を伸ばし、頭の上から一本の糸で引っ張られているような感覚で立ちます。
歩く際は、足を踏み出すときにかかと側から着地するよう意識しましょう。かかとから着地して徐々に足の裏全体で体重を受け止めていくと、体重が足全体に均等に分散されます。
足全体をバランスよく使って歩くと、小指への過度な負担が減り、靴擦れや副爪のトラブルを予防しやすくなります。
副爪以外に考えられる足の小指が痛い原因

足の小指が痛む場合に考えられる副爪以外の原因は、以下の3つです。
小指が痛い原因を見極め、適切な対処を心がけましょう。
①:皮膚が硬くなるタコや魚の目
足の小指に痛みがある場合、タコや魚の目が原因となっているケースがあります。タコや魚の目は、いずれも靴による摩擦や圧迫が原因で生じる皮膚のトラブルです。
タコは皮膚の表面が厚く硬くなる症状で、繰り返される摩擦や圧迫により発生します。通常あまり痛みはありませんが、靴による圧痛を感じることがあります。
魚の目も皮膚への摩擦や圧迫によって発生しますが、タコと異なり中心部に芯があるのが特徴です。芯が皮膚の内側に向かって突き刺さるように存在するため、圧迫されると鋭い痛みを感じます。
副爪の下に魚の目が隠れているケースもあります。痛みの原因が明確でないときは、一度フットケア専門店に相談してみるとよいでしょう。
なお、タコの治し方について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
②:爪が食い込んで炎症を起こす巻き爪や陥入爪
足の小指の痛みを引き起こす原因には、巻き爪や陥入爪もあります。巻き爪や陥入爪は親指に発生しやすいトラブルが、小指にも起こる可能性があります。
巻き爪は、爪の端が皮膚の内側に向かって巻き込むように成長するトラブルです。爪が少しずつ湾曲し、皮膚に食い込むと痛みを引き起こします。
陥入爪は、爪の端が皮膚に食い込み、強い痛みや赤み、腫れを伴うトラブルです。悪化すると「肉芽(にくげ)」と呼ばれる肉の塊ができるケースがあります。
巻き爪や陥入爪は、靴による圧迫や不自然な歩き方、乾燥、深爪などが原因で発症します。以下の記事ではセルフケア方法や治し方について解説しているので、併せてご覧ください。
③:小指が変形する内反小趾
内反小趾(ないはんしょうし)とは、小指が親指側に向かって「くの字」に曲がってしまう症状です。曲がった部分が外側に出っ張り、靴との摩擦で炎症が引き起こされます。
さらに、小指が使いにくくなることで体重のかかり方が変わり、外側荷重の状態が続くと姿勢が乱れ、膝や腰に負担がかかる場合もあります。
つま先が狭い靴やヒールの高い靴を履き続けると変形しやすいため、つま先部分に十分なゆとりがある靴を選びましょう。また、小指への刺激を減らすために、柔らかめの素材を選ぶのもおすすめです。
万が一内反小趾によって歩行に支障が出ている場合は、我慢せず整形外科を受診しましょう。
足の小指が痛いときは専門店に相談しよう

足の小指に痛みを感じる場合、副爪やタコ、魚の目、巻き爪などさまざまな原因が考えられます。何が原因なのか判断できないときは、一度専門店に相談して原因を特定してもらいましょう。
巻き爪補正店では、副爪やタコ、魚の目の除去に対応しています。また、巻き爪・陥入爪を根本的に治すための施術を行うことも可能です。
再発防止のためのアドバイスも提供しているため、治療後も快適な生活を続けたい方は、ぜひ巻き爪補正店にご相談ください。
