【横浜関内店】距骨とは?
2024年11月7日
距骨(きょこつ)とは足と脚をつなぐ小さな骨です。ハイヒールや高いヒールを長時間履くと、足の骨や関節、特に距骨に対してさまざまな影響を及ぼす可能性があります。距骨は足首を構成する重要な骨で、体重を支え、歩行や走行時の衝撃を和らげる役割を担っていますが、高いヒールを履くことにより次のような負担がかかることが知られています。
1. 距骨への負担の増加
ヒールが高いと、つま先にかかる圧力が増え、自然な体重分布が崩れます。これにより、距骨が過剰に負荷を受けることになり、足首の捻挫や関節痛のリスクが高まります。長時間履き続けると、距骨や足首関節に炎症が起こりやすくなり、慢性的な痛みに繋がることがあります。
2. 足首と膝への影響
高いヒールは足首を伸ばした状態に固定するため、歩行時に距骨が過度に屈曲し、足首や膝にかかる負担が増えます。これが長期的には膝関節痛や距骨付近の筋肉の緊張を引き起こし、ひいては筋肉や靱帯の損傷を招く原因になることがあります。
3. 姿勢への影響と姿勢矯正の難しさ
高いヒールを履くと、重心が前方に偏るため、自然と背中や腰を反らせる姿勢になりがちです。この姿勢の崩れが、距骨の周囲にある筋肉や靱帯に余計な負担をかけ、距骨の位置が変わることによって、姿勢矯正が難しくなることがあります。
4. 歩行バランスの崩れ
ヒールの高い靴は安定感が低いため、歩行時にバランスを取りづらくなり、距骨周辺の筋肉や靱帯が過度に緊張することがあります。これにより、距骨の摩耗や、捻挫しやすくなるといった影響が出る可能性があります。
距骨への影響を減らすための対策
- ヒールの高さを控えめにする:4センチ以下のヒールを選ぶと、つま先への圧力を軽減できます。
- クッション性のあるインソールを使用:距骨への衝撃を吸収するインソールを使うことで、負担が軽減されます。
- 靴を履かない時間を確保する:日常的にヒールを履かない時間を作り、足首周りの筋肉をリラックスさせることも大切です。
- ストレッチやエクササイズ:足首周りのストレッチや筋力トレーニングを行い、距骨周辺の筋肉を強化することで、負担を和らげることができます。
ヒール靴は、斜面の上に立っているようなものです。足の前側に体重がかかる為、タコや魚の目ができたり、外反母趾や内反小趾になり、巻き爪などの様々な足のトラブルにつながる可能性があります。お仕事などで、どうしてもヒールを履かないといけない時は、必要な時だけ着用し、こまめに履き替えることをお勧め致します。
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