もしかしたら私も？爪白癬？【柏店】

2024年11月21日

爪白癬(爪水虫)

日常生活でよく見られる爪の感染症の一つで、特に高齢者や糖尿病の人々に多い病気です。
原因は主に「白癬菌」というカビの一種で、この菌が爪に侵入し、爪が変色したり、厚くなったり、ボロボロになったりするのが特徴です。
足の爪に多く見られますが、手の爪にも感染することがあります。

【爪白癬の症状】

初期症状としては、爪が白や黄色っぽく変色し始めることが多いです。
その後、爪が厚くなり、硬くなったり、もろくなって欠けやすくなったりします。
また、爪が周囲の皮膚から離れて浮いたように見えることもあります。
痛みが出ることもありますが、初期段階では自覚症状が少ないため、気づきにくいことがあります。

【爪白癬の感染経路】

爪白癬は湿気や温かい環境を好む白癬菌によって引き起こされるため、公衆浴場やジムのシャワールームなど、湿気の多い場所で感染しやすいです。
また、家族内で共用しているタオルやバスマットを介して感染することもあります。
爪白癬の菌は非常に感染力が強いため、予防が重要です。

【治療方法】

爪白癬の治療には主に抗真菌薬が使われます。
外用薬を使用する方法と、内服薬で治療する方法がありますが、爪は血流が少ない部分であるため、外用薬だけでは完治が難しいことが多いです。
重症の場合や複数の爪に感染している場合は、内服薬を使うことが推奨されます。
治療には時間がかかり、数カ月から1年以上かかることもあります。