外反母趾（がいはんぼし）の豆知識 【長崎店】

2024年09月3日

こんにちは
巻き爪補正店 長崎店です

今回は外反母趾について詳しく説明します。

外反母趾（がいはんぼし）は、足の親指（母趾）が小指側に曲がり、親指の付け根の関節が外側に突き出してしまう状態です。これにより、足の親指の付け根に痛みや炎症が生じることがあります。

外反母趾の原因

1. 遺伝的要因
   • 家族に外反母趾の患者がいる場合、遺伝的な影響で発症しやすくなります。
     
2. 靴の影響
   • 先の細いハイヒールやタイトな靴を長期間履くことが外反母趾の発症リスクを高めます。
     
3. 足の構造異常
   • 偏平足や過剰回内（足の内側に重心がかかる歩き方）など、足のアーチに異常があると外反母趾になりやすいです。
     
4. 足の筋肉や靭帯の弱さ
   • 足の筋肉や靭帯が弱いと、足のアーチが崩れやすくなり、外反母趾のリスクが高まります。

外反母趾の症状

1. 親指の付け根の痛み
   • 歩くときや靴を履いたときに親指の付け根に痛みを感じます。
     
2. 親指の変形
   • 親指が小指側に曲がり、付け根の関節が突出します。
     
3. 皮膚の炎症や腫れ
   • 突出した関節の周りが炎症を起こし、赤く腫れることがあります。
     
4. 足の疲れや痛み
   • 長時間の歩行や立ち仕事で足全体に疲れや痛みを感じることがあります。

外反母趾の予防方法

1. 適切な靴の選び方
   • 足に合った靴を選び、先が広くてゆとりのある靴を履くようにします。ヒールは低めのものを選ぶと良いです。
     
2. 足のエクササイズ
   • 足の筋肉を強化するエクササイズを定期的に行います。例：タオルギャザー（足の指でタオルを掴む運動）
     
3. インソールの使用
   • 足のアーチをサポートするインソールを使用することで、足の負担を軽減します。
     
4. 体重管理
   • 適正体重を維持することで、足への負担を減らします。
     
5. 足のマッサージ
   • 足の血行を促進するために、定期的に足のマッサージを行います。

外反母趾の治療方法

1. 保存療法
   • 痛みを軽減するために、適切な靴の選び方やインソールの使用、足のエクササイズ、テーピングなどを行います。
     
2. 薬物療法
   • 炎症や痛みを和らげるために、NSAIDs（非ステロイド性抗炎症薬）を使用することがあります。
     
3. 装具療法
   • 足の形状をサポートするために、夜間用の装具（スプリント）を使用することがあります。
     
4. 物理療法
   • 理学療法士によるリハビリテーションや、超音波療法などが行われることがあります。
     
5. 手術療法
   • 重度の外反母趾の場合、外科的手術が必要になることがあります。手術方法は症状や変形の程度によりますが、骨の矯正や関節の再配置が行われます。

外反母趾は親指の付け根が外側に突出し、痛みや変形を引き起こす状態です。原因には遺伝的要因や靴の影響、足の構造異常などがあり、適切な靴の選び方や足のエクササイズで予防が可能です。治療方法は保存療法から手術療法までさまざまで、症状の程度に応じて適切な方法を選ぶことが重要です。
もし足に関するトラブルがございましたら、巻き爪補正店 長崎店にご相談ください。