教えて巻き爪先生!~糖尿病フットケアと巻き爪 後編~
2022年07月24日
皆さんこんにちは
いつもブログをお読み頂きありがとうございます 🙂
東京巻き爪補正店グループです
今回は前編(糖尿病と巻き爪)につづき
糖尿病フットケアについて、日頃の観察ポイントやフットケアの方法について巻き爪との関係性も踏まえて解説していきたいと思います。
■前編のおさらい~~~~~~~~~~~~~~~~~~( ^^) _U~~
●糖尿病の人は何故、足病に気を付ける必要があるの?
糖尿病の人は末梢の血管が狭くなり詰まりやすく、足への血流が悪くなります。高血糖の状態であると傷を治すための血液や酸素や栄養が行き渡らず、傷が治りにくくなったり、バイ菌と戦う力が弱まり感染しやすく、悪化すれば潰瘍や壊疽などの重大な糖尿病足病変を招く恐れがあります。
良好な血糖コントロールと日頃の足の観察やお手入れが足病の予防することに繋がってきます。特に爪は末梢の循環状態や栄養状態に影響を受けやすいため、巻き爪になりやすく、巻き爪により刺さった皮膚から感染して潰瘍や壊疽などの重大な足病変へと進行する可能性があるため、巻き爪とは非常に深い関係性があります。
その為【早期発見】【早期治療】がとても大切になります!
■■■■■フットケアの方法■■■■■
●毎日、足を観察しましょう!
・糖尿病の合併症の1つ『糖尿病網膜症』で視力が低下すると傷や足の変化にも気付きにくい
・神経障害があると感覚が鈍くなったり、痛みを感じない
①足全体,足裏,足趾や足趾の間などに傷はない?色は?
②長時間歩いたり、運動した後はいつもより注意して観察しましょう
③巻き爪の有無、爪の色、爪の厚さ
④足裏にタコやウオノメの有無
⑤足の変形を伴う場合、変形部分は赤くなったりしていないか
●毎日、足を清潔にしましょう!
・高血糖が続くと抵抗力が低下し感染しやすい
・感染を防ぐためには清潔を保つことがとても大切
①石鹸で泡立てて、柔らかいスポンジで優しく洗いましょう
②指の間は汚れがたまりやすいので、忘れずに洗いましょう
③優しくタオルで水分を拭き取りましょう
④乾燥から皮膚のバリア機能が低下して傷をつくってしまうため、保湿クリームで保湿しましょう
⑤爪も乾燥すると縮まって巻き爪のリスクになります。オイルで爪も保湿しましょう!
●爪を正しく切りましょう!
爪を切るときは皮膚を傷つけないように注意して、スクエアになるように切りましょう!長すぎる・深爪・角も切らないようにしましょう!
●自分の足に合った靴を履きましょう!
●靴下を履きましょう!
素足を避けて傷を足から守ることも大切です。関節の変形やアーチが低下している方は5本指ソックスがおススメです!
●火傷に注意しましょう!
神経障害がある方は特にホカロン、湯たんぽ、電気あんかなどの低温火傷に注意しましょう。
糖尿病の方は免疫力も低下しているので、火傷から感染するリスクや治りにくく、重大な潰瘍や壊疽にならないように注意することも大切です
●自己判断で足の処置も危険です!
足にトラブルが起きたら早めに医療機関を受診しましょう!
もし足にケガをしたり異常に気づいたら、早めに医療機関に受診しましょう。
またタコ・魚の目も自分で治そうとせずに、発見した段階で受診をお勧めいたします
●巻き爪が痛い!すぐに巻き爪専門店や医療機関にご相談ください!
巻き爪と気付いた時点でご相談されることがもっとも望ましいです
糖尿病が進行すると巻き爪による痛みを感じない、炎症に気付かない方もいらっしゃいます
巻き爪により刺さった皮膚から感染して潰瘍や壊疽などの重大な足病変へと進行する可能性がありますので、早めに相談をしましょう!
糖尿病は重症になると足の切断を余儀なくされる方もいらっしゃいます
日頃、ご自身の足を観察し気にかけていくことで、重大な足病を予防することが出来ます
今回は糖尿病の方の日常のフットケアの重要性についてお話させて頂きました
皆さまや皆さまの身近な方への情報としてお役に立てればと思います
最後までお読み頂きありがとうございました
ではまた(^.^)/~~~